【EVモーターズ・ジャパン崩壊】「国産」の虚像と責任。
民事再生、だれが引き受けるのか?中国製のEVモーターズ・ジャパン
【EVモーターズ・ジャパン崩壊】「国産」の虚像が招いた、自治体と公共交通の「連鎖破綻」
日本発のEVベンチャーとして期待を集めた「EVモーターズ・ジャパン(EVMJ)」が、東京地裁へ民事再生法の適用を申請。負債総額は約57億円、事実上の経営破綻です。
しかし、これは単なる一企業の倒産ではありません。「中身は中国製」という実態を隠し、国産ブランドという皮を被せて自治体や企業を巻き込んだ「壮大なボタンの掛け違い」の末路です。
今回は、この崩壊によって「泥舟」に乗せられてしまった人々や組織の実名に切り込みます。
崩壊を主導した顔:佐藤裕之(前代表取締役)
まず触れるべきは、今年2月に引責辞任した佐藤裕之氏です。
三菱自動車出身のエンジニアとして「世界最高峰の技術」を掲げましたが、そのビジネスモデルは「設計図だけ描き、製造は中国に丸投げ」という、極めて危うい委託生産でした。
日本の道路事情を無視したような不具合が続出し、現場の混乱を制御できなくなった時点で、彼の掲げた「国産EVの夢」は、制御不能な「中国製リスク」に飲み込まれて消えました。
最大の被害者と化した「大阪・関西万博」
この破綻で最も深刻なダメージを負ったのは、吉村知事率いる大阪府・大阪市、そしてOsaka Metroです。
Osaka Metro: 万博の輸送の柱として、最大150台のEVMJ製バスを導入予定でした。しかし、相次ぐ故障と安全性の欠如から、開催直前にして「全車両の運行中止」という前代未聞の判断を迫られました。
公金の焦げ付き: 多額の補助金が投入されていましたが、車両が動かなければそれは単なる「鉄くず」です。返還問題を含め、府民・市民の血税がこの「虚像」に消えた責任はあまりに重いと言わざるを得ません。
「国産」を信じて裏切られた自治体・企業
「国産なら安心」と信じ、EVMJを選択した組織は全国に広がっています。
自治体: 東京都港区(ちぃばす)、埼玉県鴻巣市、茨城県古河市、那須塩原市など。コミュニティバスとして導入したものの、今後メンテナンスや部品供給が滞れば、地域住民の足が奪われることになります。
民間バス会社: 伊予鉄バスや富士急バスなど。全国に先駆けて「国産EV」をアピールして導入しましたが、リコール対応や資産価値の暴落により、経営判断を根底から揺さぶられています。
パートナー企業、 西日本鉄道(西鉄)や大成建設、芙蓉総合リースなど、共同開発や資金支援で深く関与した企業も、ブランドイメージの失墜と損失の計上を余儀なくされています。
崩壊を後押しした「政治家の不作為」
この「国産EV」という虚像がここまで膨れ上がった背景には、強力に背中を押した政治家たちの存在があります。
西村康稔 議員(元経済産業相)
西村氏は、万博への導入を「日本製のEVバス導入に尽力した」と自身のSNSで誇らしげに語るなど、EVMJを国産技術の象徴として強くプロモーションしてきました。
経産省のトップとして、中身が中国製に依存している実態や、技術的な未熟さを見抜けなかった(あるいは無視した)選定責任があります。結果として、日本の技術力を世界に示すはずの万博を「故障だらけの中国製バスの展示場」に変えてしまった責任は重大です。
斉藤鉄夫 議員(国土交通相)
車両の安全性や形式認定、そして多額の補助金を所管する国交省のトップです。
EVMJは国交省から「不具合報告の遅れ(隠蔽)」で立ち入り検査を受けるなど、安全性に重大な疑義が生じていました。にもかかわらず、補助金の対象として認定し続け、国民の税金を投じさせた管理責任が問われています。斉藤氏のもとで「日本の公道を走る基準」がなし崩し的に緩められ、不完全な「中国製ベース車両」がまかり通ってしまったことへの批判は避けられません。
【結論】中国製依存が招いた「信用の崩壊」
今回の破綻の核心は、「日本ブランド」を隠れ蓑にして、品質の伴わない中国製車両を横流しに近い形で流通させたことにあります。
2025年には国交省から「不具合隠蔽の疑い」で立ち入り検査を受けるなど、もはやモノづくりの矜持すら失っていました。北九州に自社工場を建てて「真の国内生産」を始めるという公約も、結局は不具合対応の損失に飲み込まれ、完成を待たずに力尽きました。
「安価な中国製」と「高潔な日本ブランド」のいいとこ取りをしようとしたツケは、今、日本のインフラを支える現場の人々と、我々の税金という形で支払われようとしています。
さて、誰が責任を取るのでしょうか?また、どこかが支援するとは思えません。
表向きは黒字ですが、実際は大赤字。大阪万博は大成功のような話が出ていますが、一体誰が責任を取るのでしょうか?
「国産」という言葉の裏側を、私たちはもっと慎重に見極めるべきでした。皆さんの街を走るバスは大丈夫でしょうか?










ディスカッション
コメント一覧
まだ、コメントがありません