自治体だって頑張っている。首都圏の治水を調べてみた。

自分はこれまで治水というものにあまり興味もなく、まして知識も無かった。今回の台風19号でいろいろなサイトの情報を見ているうちに、首都圏では、かなりの治水事業があることが分かりました。ただこれも首都圏だからできることで、地方では予算の関係上実現は不可能だと思われます。今後、同レベルの災害に対応するには、街づくりから考える重要さを感じます。

個人的意見です。
八ッ場ダムの貯水量に対して、利根川の流域面積から計算されている方が結構いますが、河川は流れているので、その影響を数字だけでは測れないと思います。1cmも変わらないと言う方もいますが、では同クラスのダム50個を無くしても50cmも水位が上がらない計算になってしまいます。ダムでの治水の役目は、上流から下流までに流れる水量の調節であり、そんなに単純なものでは無いと思います。
また、今回の首都圏の治水施設でも、実際はダムより処理能力より少なく個人的にはダムの効果は大きかったという認識です。
八ッ場ダム一基で利根川水系全てを守ったとは思っていません。水系のダム群で守ったのではないのでしょうか?

どこで水を一時的に貯めるが効果的なのかの違いと考えています。


首都圏外郭放水路

2019.10.12、19時から2019.10.14、14時まで、約1700万m3の排水量が発表されている。

首都圏外郭放水路は、洪水を防ぐために建設された世界最大級の地下放水路です。中川、倉松川、大落古利根川、18号水路、幸松川といった中小河川が洪水となった時、洪水の一部をゆとりのある江戸川へと流すことができます。
中川・綾瀬川の流域は、利根川や江戸川、荒川といった大きな川に囲まれています。この地域は、土地が低く水がたまりやすいお皿のような地形となっているため、これまで何度も洪水被害を受けてきました。また、川の勾配が緩やかで、水が海まで流れにくいという特徴があり、大雨が降ると水位がなかなか下がりません。さらに近年では、都市化が急速に進み、降った雨が地中にしみこみにくく、雨水が一気に川に流れ込んで洪水が発生しやすくなっています。
首都圏外郭放水路の完成によって、周辺地域で浸水する家屋の戸数や面積は大幅に減り、長年洪水に悩まされてきた流域の被害を大きく軽減しました。

上部は多目的広場として地元春日部市が運用しており、調圧水槽の天井にあたる部分はサッカー場、第1立坑の地上部分はスケートボード場になっています。
地元の方々が自由に利用できるほかイベントなども行われ、地域交流の場、憩いの場となっています。

神田川環状七号線地下調節池

今回フル稼働です。将来的には東京湾まで伸ばす構想もあるそうです。

延長は4.5㎞。深さは40m前後。集中豪雨被害から東京都都心部を守るために整備された。妙正寺川、善福寺川、神田川の3河川の溢れた水を流入することができる。掘りこみ式調節池では用地確保などの面で整備が追い付かないため、道路の下に長大なトンネルで調節池を建設することなった。
第1期区間は1995年(平成7年)1月に完成し、延長2㎞で神田川のみから取水していた。梅里換気所まで完成していたが、善福寺川の取水施設は第二期に建設されている。第二期工事は2008年(平成20年)3月に完了し妙正寺川、善福寺川の取水施設が完成。

埼玉県にある荒川第一調節池

埼玉県に住んでいる人には有名な場所です。秋ヶ瀬公園、彩湖があり、一時東京オリンピックのボート競技の候補地にも上がっていました。野球グラウンドや、サイクリングコース等、沢山の広場や施設があり、また、自然も沢山ある場所です。ヤクルトのヤクルト 戸田球場もこの中です。

今回ここがフル稼働してまさかの全てが水の下です。ダム1つ分ぐらいの水を溜めたのかもしれません。
過去に、水を流入させたのはわずか1回で、それもわずかな量です。

荒川だ。埼玉県にある荒川第一調節池は、規定の流入堤の水位を超えた時点で調節池に流入させる仕組みになっている。平成16年の完成以降で調節池に水を流入させたのはわずか1回で、今回が2回目となる。計画上では3900万立方メートルの貯水容量を持っており、前回(平成16年)でも流水量は3万立方メートル前後だった。「そもそも、調節池が稼働することがめったにない(国土交通省荒川下流河川事務所)」といい、今回の大雨の激しさを物語っている。

●洪水調節
調節容量3,900万m3により、荒川の洪水調節を行い荒川下流域の水害の軽減を図ります。
●利水補給
有効貯水量1,060万m3の貯水池および下水処理水を高度処理する浄化施設を利用し、東京都と埼玉県の水道用水として最大302,400m3/日(3.5m3/s)の取水を可能にします。