問題は「行ったこと」より情報公開?
仙台市の郡和子市長の海外出張費が話題になっています。
2023年度から2025年度までの3年間で、市長は7か国を11回訪問。海外出張にかかった費用は、合わせて約6,672万円に上るとされています。
中でも、2025年のパリ出張では1回約674万円、別のパリ出張では約730万円。ホテル代が1泊6万円を超えたケースなどもあり、市議会で費用の妥当性が議論されています。
ただ、仙台市という都市を考えれば、海外からの観光客を呼び込むこと自体は重要な行政業務でしょう。
実際、郡市長はフランスの旅行会社などを訪問し、仙台・東北への旅行商品の造成や観光誘客について意見交換しています。
何が問題なのか。
今回、気になるのは「情報公開」です。
仙台市はこれまで、市長の海外出張について、訪問先や会議などの活動内容は公表していました。一方で、海外出張にかかった経費の総額や詳細な内訳については、市ホームページで一覧として公開していませんでした。
これでは市民が、
「この出張にいくらかかったのか」
「その費用に対して、どのような成果があったのか」
を継続的に検証するのが難しくなります。
もちろん、海外出張をしたからといって、すぐに観光客が増えるわけではありません。
旅行会社との商談
↓
旅行商品の造成
↓
販売
↓
実際の訪日・来仙
という時間のかかる流れだからです。
だからこそ、必要なのは「海外に行くな」という話ではなく、出張にいくら使い、何を目的に訪問し、その後どんな成果につながったのかを追えるようにすることではないでしょうか。
今回の指摘を受け、仙台市は今後、海外出張経費を公開する方向を示しています。
観光誘致は仙台市にとって重要な仕事。
だからこそ、その仕事に使った税金についても、できるだけ分かりやすく公開してほしい。
今回の問題は、「市長が海外へ行ったこと」よりも、「市民がその費用と成果を検証できる情報が十分に公開されていたのか」という点にあるように思います。
最初から費用対効果を検証し全て公開すれば一定の理解はあったと思いますが、、、


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