NHK報道におけるダッチアングル手法「洗脳」
洗脳
無意識における印象操作は映画やドラマの場合はエンタメとしての技法として問題ないとは思えますが、報道などでは洗脳行為と思われます。
NHKは2025.10.22日「ニュース7」で高市早苗政権発足を報じた際、「ダッチアングル」手法(斜めに傾いた状態の映像)を使用して物議をかもしている。NHKは産経新聞の取材にいつも使ってると言い訳をしたが、政治の報道で使う手法ではないと考えます。
★拡散希望★
22日のNHKの7時のニュース。
高市総理および関連画像が斜めになってる(倒れかけているようにも見える)。
これはダッチアングルと呼ばれる手法で、見る者に不安や緊張感を与える効果がある。
意図的にやっているのは明らかで、極めて悪質な報道である。 pic.twitter.com/JhFufigOUr— 百田尚樹(作家/日本保守党代表) (@Hoshuto_hyakuta) October 23, 2025
はじめに
公共放送としてのNHKは、報道の中立性と客観性を担保する責任を負っている。しかし近年、一部報道において視覚的演出が視聴者に与える心理的影響が問題視されている。特に、2025年10月に発足した高市内閣を報じた際の「ダッチアングル」手法の使用は、視聴者の無意識に働きかける印象操作ではないかとの批判を呼んだ。本稿では、映像技法が持つ心理的効果と、それが報道においてどのような意味を持つかを検討する。
ダッチアングルとは何か
ダッチアングル(Dutch Angle)とは、カメラを水平から意図的に傾けて撮影する技法である。映画やドラマにおいては、登場人物の不安、緊張、混乱、異常事態などを視覚的に表現するために用いられる。視聴者に違和感を与えることで、物語の不穏さを強調する効果がある。
この技法が報道映像に使用された場合、視聴者は無意識のうちに「不安定」「異常」「危険」といった印象を受ける可能性がある。特定の政治家や政権に対してこのような演出を施すことは、報道の中立性を損なう危険性を孕んでいる。
NHKによる使用事例と否定声明
2025年10月22日、NHK「ニュース7」にて高市内閣の発足を報じる映像において、複数の場面で画面が斜めに傾けられていた。これに対し、視聴者や識者から「印象操作ではないか」「公共放送として不適切」との批判が相次いだ。
NHKはこれに対し、「意図的な演出ではなく、現場の撮影環境によるもの」と説明している。しかし、過去にも安倍政権時に類似の演出があったとの指摘があり、演出の選定基準や編集方針の透明性が問われている。
無意識への影響と「洗脳」の構造
心理学的に、視覚情報は言語情報よりも速く、深く脳に届く。特に報道映像のように日常的に接するメディアにおいて、視覚的な違和感は「理屈ではない印象」として蓄積される。これが繰り返されることで、特定の対象に対する潜在的なネガティブ認識が形成される可能性がある。
このような構造は、意図的であれ無意識であれ、視聴者の認識を誘導する「洗脳的効果」を持ち得る。報道機関がこの影響力を自覚せず、あるいは軽視したまま演出を行うことは、民主主義社会における情報の健全性を損なう危険性がある。
報道倫理と公共メディアの責任
公共放送は、視聴者の信頼に基づいて運営されている。したがって、報道における演出は、情報の正確性のみならず、心理的影響に対する配慮が求められる。特定の政権や人物に対して不安定さや異常性を暗示する演出は、たとえ技術的な偶然であったとしても、説明責任を果たす必要がある。
また、視聴者側にもメディアリテラシーの向上が求められる。映像技法の意味を理解し、報道の構造を読み解く力がなければ、無意識の印象操作に対抗することは困難である。
おわりに
NHKによるダッチアングルの使用は、報道の中立性と演出の境界を問い直す契機となった。公共メディアが持つ影響力の大きさを鑑みれば、映像演出における透明性と説明責任は不可欠である。今後は、報道機関による演出の検証と、視聴者による批判的思考の両輪によって、健全な情報環境を築いていく必要がある。











ディスカッション
コメント一覧
まだ、コメントがありません