BCGワクチンが新型コロナウイルスに有効?【オーストラリア】
ちょっと驚いたニュースが飛び込んできた。
もしこれが本当なら、日本人には非常に大きなニュースになるのではないか?
このブログは、筆者の個人的見解を書いていますので、詳細については専門家さんのサイトにて確認ください。
新情報があったのでまとめなおしています。
追記:情報2020.3.30
BCGを受けているEUの国や、アジア中東もあるので、本当に効果があるか納得のいく情報が探せてないのですが、一つ分かりました。
BCGは、それぞれの継代方法で培養する間に,原株とは異なる遺伝的形質を持った多数の亜株があるようで、大きくは以下の二つに分類されるようです。日本は現在は前期分与株(Tokyo172-1株)を使用しています。ロシアもコロナウイルスによる死者が少ないですが(情報が正しいのか不明ですが)前期株のワクチンを使用しています。他国については調査中です。
前期分与株
Tokyo172-1株(日本株)
ロシア株BCG-I株
後期分与株
デンマーク株 Danish 1331株
パスツール株
//以下、正確か分かりませんが//
ドイツは分裂時代、東と西でソ連株とデンマーク株で違っていました。
日本は1951年に強制接種となりました。原則全国民接種しているはずです。
・前期分与株(判子タイプ)
日本(日本株)
イラク(日本株)
タイ(日本株)
台湾(日本株)
旧東ドイツ(ロシア株)
・後期分与株(注射タイプ?)
イラン(さまざまな株)
旧西ドイツ(デンマーク株)
・両方
韓国(どちらかを選択できる)
ちょっと気になる記事2003年の物。
【日本呼吸器学会速報】 寝たきり高齢者へのBCGワクチンで肺炎発症の予防に効果
BCGの接種状況です。※イランと中国が分からないに分類されているので、少し前の資料かも知れません。
※またなにか情報を見つけたら追記します。
実は持論です
日本人の感染スピードが他国より遅いのは何故と疑問に思っていました。
前にBCG(結核)のワクチンがコロナウイルスにも効果があるのではとネットで見たことがあり、確かに肺結核も予防するワクチンなので一定の効果があるのではないかと考えていたことがあります。
個人的には、人種によって似たウイルスに耐性があるのではとも考えていました。
医者でも何でもないので、あくまで希望のレベルですが。
そんな希望的な事を考えていたら、今日飛び込んできたニュースが。
BCGワクチン臨床試験へ=新型コロナに効果か—豪研究所
これがもし実証されれば、日本人に対しては非常に大きなアドバンテージになると思います。実は日本では幼児のBCGの接種率が非常に高く、ほぼ100%が1歳までに受けています。反対に欧米では低く、又はツベルクリン検査に反応があった場合のみに接種が多いです。
実証されれば非常に頼もしいのですが…
(1)BCG
結核の感染状況:
世界の結核患者届出数(WHO)をみる限り、結核患者数は十年前に比べ減少するどころか、むしろ増加傾向にあります。開発途上国の結核患者は届出されたものだけでも約1,200人にひとりの患者が毎年発生しており、先進工業国の5倍近い発生率です。地域的には、中国、インドなどを中心としたアジア地域に多くの患者が発生しています。
先進国の接種状況:
先進国では実施していない国が多く、アメリカ合衆国、カナダ、北欧、西ヨーロッパ(フランスを除く)、オーストラリア、ヨルダンなどではBCGを実施していません。BCGを行う前にツベルクリン反応を行っている国はフランス、ポーランド、ブルガリアなどです。また、アメリカ合衆国では小学校入学時のツ反が陽性の者は、全員胸部レントゲンを受けさせられます。
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https://jomf.or.jp/report/kaigai/16/020.htm ※参照1
https://www.jsatonotes.com/2020/03/if-i-were-north-americaneuropeanaustral.html ※参照2
ディスカッション
コメント一覧
私はツベルクリン反応で陽転するまで2度BCGを接種しました。1950年生まれです。学校で接種しましたが、当時はハンコ式ではなく注射式でした。キャンディーズさんと同じタイプです。ハンコ式は跡がひどくならないように後からそうなったと記憶してますが、前期型とか株の違いはあるのですか?
志村けんと同世代さん、コメントありがとうございます。
今現在自分が知っている限りですが、昔は大きな針がいっぱいでバカでかい跡が残ってるのではいでしょうか?、今は小さな針になり、後が残りずらくなっています。
打っているワクチンは同じはずです。
特別な理由が無い限り、日本株だと思われますよ。
オーストラリアの研究で良い結果が出るといいのですが、BCGワクチンを接種したから武漢コロナウイルスにかからないわけではありません。
肺炎になるリスクが通常の人より少なくなる、またワクチンですので本人の体力、免疫力などが間違いなく左右されると思います。
過度な飲酒、喫煙は間違いなくマイナス要因です。特に喫煙は止めても肺の機能は戻りません。
前期型というのはBCGを作る弱毒化ウシ結核菌株が原型を保っている(大まかにいうと強毒性を発現するRD1コードを欠損しているが、RD2コードは保たれている)ものを言います。後期型はRD2コードも欠損しているものを言います。日本の”Tokyo 172-1″は、赤痢菌の発見者志賀潔が欧州の学会へ赴いたとき”BCGワクチンの原作者”アルベール・カルメットから直接分与されたもので、北里柴三郎に直接の関係はありません。また培養法もカルメットから伝授されその手法を遵守し続けたので、奇しくもオリジナルの体裁を最も保っているものになりました。今でもWHOお墨付き(効果公認)の株です。ハンコ式は1960年代から普及し、1967年に完全移行しました。
志村けんを見ていた世代さん、貴重な情報ありがとうございます。
効果があれば非常にありがたい。できれば今の患者さんで統計を取れればもう少しわかりそうなのですが。