内容紹介
父から「悪の欠片」として育てられることになった僕は、「邪」の家系を絶つため父の殺害を決意する。
それは、すべて屋敷に引き取られた養女・香織のためだった。
十数年後、顔を変え、他人の身分を手に入れた僕は、居場所がわからなくなっていた香織の調査を探偵に依頼する。
街ではテログループ「JL」が爆発騒ぎを起こし、政治家を狙った連続殺人事件に発展。
僕の周りには刑事がうろつき始める。
しかも、香織には過去の繰り返しのように、巨大な悪の影がつきまとっていた。
それは、絶ったはずの家系の男だった―。
刑事、探偵、テログループ、邪の家系…世界の悪を超えようとする青年の疾走を描く。
芥川賞作家が挑む渾身の書き下ろしサスペンス長編。
新たなる、決定的代表作。
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