内容紹介
改正河川法の精神にのっとり、河川整備のあり方に学識経験者や流域住民の意見を反映させるために国が設置した『淀川水系流域委員会』。
ここに、個性あふれる面々が集い、真剣な議論を繰り広げた。
そして「原則としてダムはつくらない」と提言したことから、国は激怒、河川を管理する国交省官僚とOBは、流域委員会をつぶそうと画策を始めた!住民の命を守るため流域全体で洪水を受け止める「流域治水」の考え方か、なにがなんでもダム建設なのか?そして、流域環境を回復させる川づくりのあり方とは?河川行政の今を問い、現場からの民主主義の躍動を伝える迫真のルポ。
目次
河川法改正がめざしたもの
第一次流域委員会スタート
『中間とりまとめ』から『提言』へ
ダム問題に翻弄された第二次委員会
第三次委員会、波乱ぶくみのスタート
流域委員会vs河川管理者
流域知事、登場
河川管理者の兵糧攻め
「整備計画案」、見切り発車
淀川流域委員会に対するさまざまな意見
利水から水需要管理へ
川の全国シンポジウム―淀川からの発信
官僚OBの暗躍
最後の攻防
淀川流域委員会の意義とは何か