衣塑子氏は自分の本を確認していたのか
内田樹氏と望月衣塑子氏の共著『常識なき世界を生き延びるために』(朝日新書)が、ついに回収されることになりました。
発端は、インタビューを受けた川中氏が本の215、217、239ページに書かれた内容について、事実と異なると出版社に申し入れたことです。
川中だいじ氏:「日本中学生新聞」の記者・創刊者
問題は、単なる誤植ではありません。
本人が話していない内容、経験していない出来事、さらには本人の発言が望月氏の息子の発言に置き換えられていたというものです。
■ 著者本人が構成していなかったのか?
ここで疑問に思うのが、そもそもこの本は誰が書いたのかということです。
対談形式の新書では、録音した会話を文字起こしし、編集者やライターが文章として整理・構成することがあります。
いわゆるゴーストライターが関わるケースもあります。
もちろん、今回の本で実際にゴーストライターが関わったかどうかは公表されていません。
しかし、もし録音や文字起こしをもとに第三者が原稿を構成していたのであれば、著者本人は完成原稿をどこまで確認していたのでしょうか。
自分の名前で出版する以上、最終的な内容を確認する責任は著者にもあります。
「ゲラの確認ができていませんでした」では、あまりにも不十分です。
■ 発売から約1か月半、対応が遅すぎないか?
本書の発売は2026年9月11日。
川中氏が出版社に連絡したのは10月17日。
出版社が訂正とお詫びを掲載したのは10月27日。
そして、回収方針が発表されたのは11月1日です。
発売から約1か月半、問題の申し入れからも約2週間が経過しています。
事実と異なる内容が複数確認されたのであれば、もっと早く販売を止める判断ができなかったのでしょうか。
読者に誤った内容を届け続けた期間があったことも問題です。
■ 回収して終わりではない
今回の回収によって、返品や物流などの費用が発生するでしょう。
※返品の費用は書店です。おそらくそのまま溶かすので出版社はそれほど痛くないのでは?
しかし、それ以上に問われるのは著者と出版社の信用です。
誰が原稿を構成し、誰が確認し、なぜ事実と異なる内容がそのまま出版されたのか。
ここを明らかにしなければ、再発防止にはなりません。
著者の名前を表紙に載せる以上、自分の本の内容に責任を持つべきではないでしょうか。
回収は当然の対応として、出版に至るまでの経緯についても、きちんと説明してほしいものです。
過去にも
過去にも東京新聞社員、または個人として問題発言や行動がなんどかあり、めったに謝罪しないのですが、今回は謝罪文を出したそうです。関連Youtubeがあるみたいです。
どちらにせよ、一か月半あれば左翼系の関係者が購入するので損害ははそれほどないと思います。

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