発売直後の軽EVが想定以上に売れていた?
中国のBYDが日本向けに投入した軽EV「BYD RACCO(ラッコ)」。
正直、個人的にこれほど早く受注を伸ばすとは思っていませんでした。
BYD Auto Japanの発表によると、2026年7月28日に発売されたラッコは、8月末時点で累計約1,500台を受注。
発売からわずか1カ月あまりでこの数字です。
しかも、受注の**8割以上が最上級グレード「300Premium」**とのこと。
これはなかなか驚きです。
発売2週間で1,000台、8月末には1,500台
ラッコは発売からわずか2週間で累計受注1,000台を突破。
そして8月末には約1,500台まで増えました。
一方、2026年8月の日本の軽乗用車販売を見ると、
- ホンダ N-BOX:13,917台
- スズキ スペーシア:11,624台
- ダイハツ タント:6,672台
となっています。
もちろん「受注」と「月間販売台数」なので単純比較はできません。
それでも、発売から約1カ月で1,500台という数字が、軽自動車市場のトップ車種の月間販売台数の1~2割程度に達していると考えると、かなりインパクトがあります。
ただし「1,500台納車」ではない
8月のBYD全体の軽四輪登録台数を見ると、ラッコを含むBYDは81台でした。
「1,500台受注なのに、登録は81台?」
と思ってしまいますが、これは受注と登録が別の数字だからです。
約1,500台は8月末までに注文された累計台数。
一方、81台は8月中にナンバー登録された台数です。
特にラッコでは、受注の8割以上を占める「300Premium」の本格的な納車が9月後半から始まる予定でした。
そのため、現時点では受注台数と実際の納車台数には大きな差があります。
中国本土で製造し、9月末より国内に入ってくるとのことです。
それでも1,500台はかなり興味深い
ラッコは軽自動車サイズながら、EVならではの静粛性やスムーズな走行性能、スライドドアなどを備えています。
価格も最上級の300Premiumで250万円弱。
「中国メーカーのEVだから日本では売れない」という単純な話ではなさそうです。
実際、試乗した人からは、静粛性や安定感、装備の充実ぶりなどを評価する声も出ています。
個人的には普通の軽自動車でいいかな
ただ、個人的にはラッコを見ても、
「充電設備を探すことまで考えたら、普通のガソリン軽自動車でいいかな」
というのが正直なところです。
自宅に充電設備があって、近所の買い物や通勤など使い方が決まっている人ならEVのメリットは大きいでしょう。
しかし、出先で充電が必要になった場合、充電場所を探す手間や充電時間を考える必要があります。
その点、ガソリン車ならガソリンスタンドに行けば数分で給油できます。
このあたりは、EVの性能というより「使い方との相性」でしょう。
本当の評価はこれから
とはいえ、発売からわずか1カ月あまりで約1,500台受注というのは、かなりインパクトがあります。
これから実際のオーナーが増えてくれば、
- 実際の電費はどうなのか
- 冬場の航続距離は?
- 充電は使いやすいのか
- 故障や不具合は?
- ディーラーの対応は?
- 部品供給は大丈夫なのか
- 数年後のバッテリー性能は?
- 中古車としての価値は?
といった、カタログだけでは分からない部分も見えてくるでしょう。
1,500台受注は驚きですが、1,500台が実際に街を走り始めてからが、本当の評価のスタート。
BYDラッコが日本の軽自動車市場にどこまで定着するのか、しばらく注目してみたいところです。

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