【韓国】米韓通貨スワップ返済開始も、国内市銀返済できない?

2020年6月20日

おさらい。ここで言う通貨スワップは国が使えるお金、為替スワップは銀行が借りて使えるお金と考えてください。厳密にいうとかなり複雑なので端折ります。

1回目の残分79億2000万ドルの返済が、2020.6.25が締め切り

第一回目の返済期限が近づいていますが、韓国の中央日報に気になる記事を見つけました。記事内では、国内の銀行に貸し付けたドルの返済満期を延長するしなをサラッと書いていますが、アメリカへの返済は延長できないので、国内の銀行から回収できない可能性を示唆しているものとも受け取れます。

近く韓米通貨スワップのドル資金貸付が満期…延長の可否に関心
(https://japanese.joins.com/JArticle/267188)中央日報引用より。

返済したようです。為替スワップ 残高。(https://apps.newyorkfed.org/markets/autorates/fxswap

Date Bank of Korea
06/25/2020 10,867.0 108億6700万ドル
05/08/2020 18,787.0
04/29/2020 17,458.0
04/23/2020 16,194.0
04/17/2020 14,085.0
04/09/2020 12,335.0
04/02/2020 8,720.0

前にも上げた資料ですが(間違えてたらごめんなさい)

今現在FRBからの調達は停止しています。37日間で200憶ドル(枠600憶)を借りたため、待ったが入ったとも言われています。

内訳、2020.3.31以降の応札額。
1回目(2020.6.25まで返済分)87億2000万ドル(内8憶ドルは返済済み)

2回目44億1500万ドル
3回目20億2500万ドル
4回目21億1900万ドル
5回目12億6400万ドル
6回目13億2900万ドル
合計198億7000万ドル
韓米通貨スワップ契約限度(600億ドル)の約3分の1。

何故FRBは為替スワップを世界で結んだのか?

ちなみにこの600憶結ばれた為替スワップは、期間6カ月で結んでいるもので、都度返済期限が設定される。たった1カ月強で2兆円が、吸い込まれたことを考えると非常に韓国経済は危険水準あるのではないか?

今回の為替スワップは、FRBが事前に危険国に対してスワップを締結したもので、韓国がドル不足になると韓国に進出しているアメリカ企業に影響が出るので、その予防の意味もあります。その証拠にFRBはオーストラリア、ブラジル、韓国、メキシコ、シンガポール、スウェーデン、デンマーク、ノルウェー、ニュージーランドの中央銀行と締結している。要はドルが無いと脆弱とされている国です。ただ、その中で2兆円も使っているのは韓国だけです。

韓国は外貨準備高が4040億ドルと発表しました。日本円で約40兆円以上の金額です。なんだすげえじゃんって思いますが、このうち約36兆円が有価証券であり、その内訳はアメリカ中心で即現金化できない立て付けです。人によっては、この数字自体も水増ししているのではないかと言われてもいます。

いずれにせよ、為替スワップは通貨スワップと違い、ウォン安などの為替介入には使えないものなので、急激なウォン安を支えるのはそろそろ限界が近いように思えます。個人的には、借りて踏み倒す気でいるのではないかと思っています。又は、中国に借りてアメリカと手を切るのかも…。

韓米通貨スワップのドル供給、開始37日後に中断…理由は?

https://japanese.joins.com/JArticle/265683?sectcode=300&servcode=300 中央日報引用

韓経:韓国、4月末の外貨準備高4040億ドル…1カ月間で38億ドル増

https://japanese.joins.com/JArticle/265719 中央日報引用

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Posted by master