【PCR検査】保健所の疲弊と限界。PCR検査の難しさと精度。
最初に、これまでに分かったことからの持論です。ちょっと長いのでお願いいたします。(一部編集途中です)
誰にでもできるようにするの?制限をするの?
PCR検査については2月の上旬から「増やせ・増やすな」など議論を続けている。
当初は自分も、検査をしないとどれぐらいの感染者が居るのか掴むためにも必要なのではないかと思っていたが、その後、検査そのものの精度が信用できない、日本の法律上、陽性者は重い軽い関係なしに入院させなければならない事実が分かり、症状がある人間を優先的に検査をするという考えに変わっていきました。
また当初は幸いにも、海外からの帰国者からの大量感染が出る前までは何とか持ちこたえていたように思えます。
4月に入り、感染者が拡大しており、PCR検査については正直なところ何が正しいのか間違いなのか、正解が無いのではないかと思っています。
世界の検査状況
韓国はじめ、中国、欧米はPCR検査を万単位でこなしているが、そもそも、PCR検査そのものは正しいのか?
先日、愛知県で約24件の検査ミスが発生し、陰性が陽性と判断されてしまったと、びっくりするようなミスが出ている。本来ならふざけるなと言いたいところだが、保健所はじめ検査機関も疲弊しており人的パワー足らない状態にあるため、一概に批判もできないだろう。
名古屋市の河村市長が記者会見で話していたが、名古屋市の検査機関で検査キットが汚染されてしまっており検査全員が陽性反応が出てしまった事があり、幸い疑問に思った検査員が再チェックで事なきを得たが、こんなことは世界中で起こっているのではないでしょうか?
またPCR検査そのものは素人ができるようなものではなく、高いスキルが必要で、人的パワーはすでに限界を迎えているのではないか。
韓国が大量に検査できているのは、国内に大学やベンチャーなどの土台が出来ており、検査機関が日本より潤沢にある。また国の一声で体制を変えられる、ある意味共産主義的な決定権を政府が持っていることが大きいと思います。
欧米は詳細は分からないが、イギリス、スペインはじめ、中国の粗悪検査キットにまで手を出すという事は、それほどの土台は出来ていないと思われます。
※イギリスでは350万個、スペインは550万個のキットを購入したが、検査には全く使えないという事で返品したと言うニュースも記憶に新しい。
スペインは、仮にこの中国製の550万個のキットが問題なかった製品だったとしても、もともと精度80%以上の触れ込みで購入を決めており、検査をしたうえで、陰性反応の疑いのある患者に対して、はさらにPCR検査を追加する方法をとろうとしていた。これでは100%にはならないのは明白です。
検査って何をする?
PCR検査でも使われる、「病原体検出マニュアル」を見つけたので、難しいがイメージは付くと思います。
https://www.niid.go.jp/niid/images/lab-manual/2019-nCoV20200225.pdf
手間が非常にかかります、また、コロナウイルス検査をする際には、防護と専用の環境を作らないとならない為、非常にストレスを感じる作業になります。
そして、PCR検査は、採取したウイルスの遺伝子を増幅させて探すのですが、なぜか新型コロナウイルスは肺の中に多く存在し、のどや鼻の粘膜から採取できない事があるそうです。陰性者が再度陽性反応が出るのもこのせいかもしれないです。
自宅待機(自宅隔離)の有効性。
自宅待機している感染者の方たちの意見を聞いていると、家族がいる方は無接触は難しい、特に小さな子供がいる場合は理解していないので不可能だと言われています。高齢者が居る家庭も神経使います。一人暮らしの方でも、余裕があれば宅配などで対応できるが、実際は外に出なければならなくなることもあると話していました。ゴミ出しなども非常に神経を使うようです。
結局は、どこか収容場所を用意して、陽性者は全員隔離しないと感染抑止にはならないという事ではないでしょうか?
検査数を増やしても
仮に検査を誰でもしてもらえる状況になれば、感染を防げるのか?そもそも、軽症、無症状の人、仕事に穴をあけられない人、生活がかかってる人達は検査に行かないのでは?と思います。80%がただの風邪症状なのですから、人の動きを完全に止めなければ不可能です。ゆえに日本の法律では不可能と言わざるを得ません。
ディスカッション
コメント一覧
まだ、コメントがありません