コロナウイルス、逆輸入が始まった。拘束力の無い待機命令に疑問。

2020年3月21日

沖縄10代感染者も無視して帰宅。

中国湖北省武漢市発の新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、欧州からの帰国者に感染者が相次ぎ逆輸入が始まってしまった。

羽田、成田の検疫所で、フランス、スペイン、イタリアから帰国した5人の感染が確認された。またスペインから帰国した沖縄県の10代の女性が成田空港で検疫結果が出るのを待たず、羽田から沖縄へ帰国後に判明と言うざる状態の防御態勢である。他にも、フィンランド、ノルウェー、オランダ、イギリスなどからの帰国者からも感染者が見つかっている。

せっかく国内の感染者数の増加を抑えつつあるのに、全てが水の泡に成りかねない状態である。通常であれば強制的にどこかに隔離しなければならないはずだが、日本の法律で要請しかできないのがもどかしい。いっそのこと緊急事態宣言をしても良いのではないかと思う。

別件だが大分県の、大分医療センターでクラスター(院内感染)が発生した。関東の方が九州を訪れた際に、警戒している雰囲気が全くなかったそうだ。確かに当事者や周りに感染者が出ないことで警戒感が緩むのは分からないでもないが、各都道府県の首長始め市町村の首長は今一つ、気持ちを引き締めて頂きたい。