国民を見捨てる政府、韓国よりも低いPCR検査、厚生労働省の利権。

2020年2月26日

感染初期に書いたブログですが、現在の考えです。

感染拡大初期はPCR検査は絶対に必要だと思っていました。当然、症状のある人がたらいまわしにされたり、検査されないという事が多かった事が問題でしたが、それ以外に、その時点での感染範囲を知るための検証が必要という考えが強かったです。

しかし、全国に広がり始めた以上、もはやその検証の意味はなく、現在は確実に症状を出している人を検査する為で良いかと思っています。とはいえ1日平均1500件以下は少ないと思いますが。惜しむらくは今の状態になる前に、軽症者は自宅で療養することができるようにして、医療現場の負担を減らせていればもっと違っていたかもしれません。

厚生労働省や国立感染症研究所らのお粗末さが、むやみにPCR検査をしなかった(できなかった)事に繋がったのかなぁ…と、複雑な気持ちです。

ドライブスルー形式は、危険かもしれません。韓国では手袋変えないで何人も検査していたそうです。当然同じ人が検査することになるので、車中や車に付着する可能性もあります。当時は知らなかったですが、疑陽性や偽陽性、反対に擬陰性や偽陰性の率が結構高いそうです。※擬は疑い、偽は間違い。

個人的には、暑くなれば、湿度が上がれば抑え込めると信じています。

追記:2020.2.27

杏林製薬からジーンソックという簡易検査機器が投入されると報道されました。

現在1検体に6時間かかるPCR法を大幅にスピードアップさせ、15分程度で診断ができる。政府は精度を確かめ、3月中にいくつかの医療機関への導入を目指す。

引用:TOKYO WEB
https://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2020022601001706.html

神奈川県衛生研究所と理化学研究所が新技術を開発したようです。実用まではもう少しかかるようですね。

現在、主流のPCR法は検出まで1~2時間かかるが、新たに開発されたスマートアンプ法では、10~30分と迅速に検出でき、感度もPCR法と同等以上だという。
県衛生研などは、クルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス」に乗船していた感染者から採取した新型ウイルスの検体を用い、新技術の有用性を確認したという。

引用:JIJI.COM
https://www.jiji.com/jc/article?k=2020022700865&g=soc

追記:2020.2.26

先ほどテレビのニュースで、ここ2日で検査が約1000件、受託している会社の一つが1日240件検査体制で、2/17日以降、検査依頼が0件、他の委託会社でもまだまだ余裕だそうです。1日3800件検査できる体制で、500件しか検査していないので当たり前ですけどね。加藤議員は、自治体、保健所が調整をしてる為調査しているとか?医療現場で直接検査をさせないのは公費で検査しているからと言い訳?していました。
厚生省にはオペレーション能力のある人間が居ない、使えない人間の集まりという事ですね。あきれます。

3800件は他の調査と合わせて検査できるトータルの数字とご指摘をいただきました。少なすぎると思いますが、どちらにせよ1日1000件前後しか検査できていない事には変わりないです。新しい調査器が来月調達されると報道がありましたが、武漢が封鎖されてから1カ月以上、もっと早く準備できなかったのでしょうか?

医療現場の状況。

医療現場では、医師が要検査と判断した患者さんがいた時、保健所へ検査の依頼をかける。
保健所では検査が必要と判断すれば県の保健福祉課へ連絡。
和歌山県、北海道のように多くのPCR検査をしている自治体(県)がある事をふまえると、自治体(県)の保健福祉課(多分です)の能力に左右されているか、その上の厚生労働省が何か問題があると考えられる。

妊婦さんや、小さい子供もたらい回しで検査してもらえない事例が多発しています。

厚生労働省の利権に国民が犠牲になるのか?

本日、2020.2.25に新型肺炎コロナウイルスについて基本方針(指針)を出したが、政府は国民を見捨てる気か?

政府は、「現時点では、まだ大規模な感染拡大が認められているわけではない」とした上で、「患者の増加のスピードを可能な限り抑制する」ことなどを目標とした「基本方針」を決定した。具体的には、国民に冷静な対応を促し、発熱などの風邪の症状がある場合は仕事を休み、外出をひかえたり、企業などに対して時差出勤やテレワークを強く呼びかけたりしている。また、地域で患者が大幅に増えた場合は、一般の医療機関でも感染が疑われる患者を受け入れるとし、症状が軽い人は、まずは自宅で療養するよう求めている。イベントの開催については、一律自粛することは要請しないものの、集団感染がある地域ではイベントの自粛を検討することを求めている。

>まだ大規模な感染拡大が認められているわけではない
これまでに「ギャンブルプリンセス」含み数千件しか検査できていないのに、何を言ってるのだろうか?症状が出ているのに検査すらされていないのに、「感染拡大していない」判断は誰が見てもおかしいだろう。本来はこれを問題にし、速やかに民間企業へ最優先事項として委託するべきではないか?

 

なぜ、PCR検査を海外キットや日本の民間会社に委託等をしないのか?

遺伝子から調べるPCR検査だが、韓国では4万件以上実施されているが、日本は報告されているだけで1000件に満たない。※実際は各自治体の数値を集計できていないらしいが、それでも数千件のようです。日本の検査能力が韓国より下なんてありえないし、また、韓国では保健所で希望者の検体を採取して検査しているのに…日本の保健所ははたらいまわしで、妊婦さんですら検査してもらえないようだ。おそらく保健所も厚生労働省の指示でどうしてよいか分からないのであろう。

厚労省は現在、PCR検査が実施できる大学附属病院や民間の医療機関などに試薬キットを送付するなどの支援をしている。 PCR検査は、新型コロナウイルスを検出できる唯一の検査法で、必要な場合に適切に実施する必要がある。ただ、設備や人員などの制約があるため、全ての人に実施することはできないという。

これは、国立感染症研究所にワクチンの検査や開発をやらせるために、厚生労働省がそれを仕切っているのではないか。巨額の税金が研究開発費で計上され利権が見え隠れする。

でなければ、この対応は納得できない。

一概には言えないが、国内受託検査事業の大手、エスアールエル社は、20万件/日以上の検査を全国の医療機関から受託している。メガ・ファーマ(大手製薬会社)関連に検査をやらせると都合が悪いからという事だろう。民間に委託すればできるのではないか。少なくとも当初に厚生労働省が出していた3800件/日はこなしてもらいたい。

加藤厚労相も記者会見で言っていることに確信性が無く、基本方針とは言えないお粗末な内容だ、保険適用もはっきり回答できていない。

利権の為に国民を見殺しに、もしかすると安倍や加藤の後ろにもっと大きいものが隠れてる?

自民党も終わりが見えたか。

野党がまともなら、もっと違った結果もあったかもしれない。これだけの事態でも、いまだに「さくら」始め安倍批判一色。
きちんと政治をすることが安倍政権を引きずり下ろす一番の手段なのに残念だ。