コロナウイルス熱に強い弱いは誤報が多い、紫外線に効果あり?。

2020年2月25日

ブログアップ時に、「コロナウイルスが熱に弱い」とタイトルに付け、何人かの方にご指摘を受け修正しています。SNSで流れてきた情報を、確認もせず不正確な情報を掲載してしまい大変申し訳ありませんでした。

追記:2020.4.25

アメリカ政府は、紫外線が武漢ウイルス(新型コロナウイルス)を減少させる効果があると、研究データを発表しました。

紫外線や高温多湿の環境効果がある。
>気温22度、湿度が80%で夏の紫外線を受ける場合はウイルスは2分間で半減。
反対に乾燥した密閉空間ではウイルスの減少スピードが緩む

アメリカ政府発表なので信用できない訳ではありませんが、CDCは絡んでいないようです。日本の場合、湿度80%ってなかなかなりませんが、これから独自の高温多湿の時期が来てどれだけ影響があるかが期待されます。真夏の日本でも収束しないようであれば、MERSの耐熱を持った新型のコロナウイルスとなり、数年感は悩まされると思われます。
※MERSは中東のヒトコブラクダが、保有宿主ですが湿度に弱く感染力は高くないが致死率が高い。韓国で騒ぎになりましたね。

当初の掲載していた情報(一部)。

>「今回の武漢ウイルスは耐熱性がなく、26-27度の温度で死にます。 そのため、お湯をたくさん飲む、お湯を飲ませれば予防できる。」「陽射しの下に行ってください。 」「冷たい水、特に氷水を飲まないでください。 」「お湯を飲むことはすべてのウイルスに効果的です、ぜひ覚えてください。 」

これらは、根拠のない情報で、あちらこちらで流れている誤情報です。

熱には弱い事は間違いないですが、あるところで、死滅するという事ではなく、温度が上がることで段々活動が弱くなるようです。当たり前と言えばそれまでですが…。

ご指摘いただいた方の情報(コメント欄から)をいくつか紹介いたします。

・Mika LONDONさん
どこからこの情報がでているのか調べておりました。

こちら台湾の非営利団体で情報が正しいかを判断されております。今回の件、4つの観点から、これは間違いと結論づけています。引き続き確認しております。

・ぺちよさん
シンガポールの気候、気温30℃以上 湿度70%~80%。
コロナウィルスは元気にしているようですよ。中国からシンガポールへの急な気候の変化に適応できます。
これらを踏まえ再度拡散して頂けると、国民がデマに惑わされずに済みますので、よろしくお願い致します。

・m.kさん
同じ内容の記事を見ましたが、華氏26から27度、摂氏に直すと80度以上という記事を見ましたので、元記事の翻訳文の追記ミスと理解しました。
又、お湯については沸騰したお湯を飲むイメージかと理解しました。
ですが厚生労働省に問い合わせると、まだこの事実について確認できていない、又は調査中と答えられました。

摂氏26-27度で華氏80度のようですので、80度のお湯をどこかで誤訳された可能性が高そうです。

 

・通りすがりさん、他、の方々のコメントは、コメント欄ご参考ください。

NPO法人医薬ビジランスセンター浜氏から情報をいただきました。コメント欄に原文があります。

新型コロナウイルス(COVID-19)も、SARSやMERSのウイルスと同様、コロナウイルスの一種です。インフルエンザも寒い季節に流行しだし、インフルエンザは初夏には収まります。
SARS(2003)年も、夏には収束しました。今回の新型コロナウイルスも、武漢という寒いところではやりだし、インドネシアでは感染が確認されていません。暖かいところでは増殖の活動が鈍るのです。

「26〜7度の飲み物で死滅」というのは、何かの誤解の可能性がありますが、

の情報では、20℃台よりも、6℃で30倍生きるとされています。つまり、6℃の寒いところで生き延びるよりも、20℃台では30分の1の時間しか生きられないということです。
また、上記情報では、国立バイオテクノロジー情報センター(NCBI)の次のような研究結果を紹介しています。SARSコロナウイルスは4℃で長時間安定が続き、室温や37℃では少なくとも2時間安定だが、56℃、67℃、75℃の温度だとそれぞれ、90分、60分、30分で不活化された。ということです。つまり高温には極めて弱いということです。

感染して、熱が出ると、ご本人もしんどいですが、ウイルスはもっとつらく、早く死滅します。(※だから解熱剤やステロイドで熱を下げるのは、きわめて危険です。

寒いときにマスクをしていない状態では、喉や鼻の粘膜は相当低温になります。N95マスクでSARSの発病を約5分の1にできましたが、普通のマスクでも発病を3分の1にできています(コクランの研究です)。普通のマスクは、飛沫を完全に防ぐことは出来ませんが、これだけ予防できているのは、ウイルスを吸い込むのを防ぐ効果よりも、喉を温めて、ウイルスが増殖するのを防ぐ働きのほうが大きいと考えられるからです。

新型コロナウイルスも、熱に弱いことは確実ですので、誤解のないようにしてください。

近日中に、npojipにも情報をアップします。

仮まとめ

ネットに同じような情報が多々出てました。26-27度っておかしいですよね。どの温度で効果があるのかは、分かり次第upします。
と言っても個人ブログなので見られるかも分かりませんが、、、

他にも同じ情報出ているサイトが結構あったので、打ち消すためと、コメントいただいた方のために、ページはのこしておきます。

熱によってウイルスの活性に強弱がある事は間違いないようです。

正しい情報も混ざってたので、後でまとめなおします。(症状等)