内容紹介
死を前にした兵士たちが必死に問うた戦争の意味。
だが、それは終戦時の喧騒や「新しい時代」の潮流にかき消されていった―。
あのとき、自らの死と引き換えに、彼らが夢み描いた、新しい「くに」とはいかなる姿だったのか。
比べて現代は、彼らが望んだ社会になり得たのだろうか。
忘却の中に消えつつある生き残りの戦中派たちを訪ね、長年背負い続けてきた、亡き戦友たちの想いを受け継ぐ。
目次
「家の樹」
1 なぜ俺が、生き残ったのか
2 『ガダルカナル戦詩集』をめぐって
3 貧困線から復興へ
4 「右」とか「左」とかではなく
5 爆発の言葉、「何をっ!」
6 愛情に満ちているけど虚無なんだ
飛行場と草束と乙女たち―あとがきに代えて